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福田悠太さんすごい【ふぉゆ棒ネタバレあり】

76日にシアタークリエで初日を迎えたふぉ〜ゆ〜主演舞台のいつまで経っても言えないとか覚えられないとかで話題の「only 1, NOT No.1」勢いそのままにブァーーーっと書きたいと思います。

熱量熱いもの見たら書かずにいられないブログ世代。

特にキャラクターとして一番わかりやすく、もう自分の中で言いたいことまとまってきた福田悠太さん…福ちゃん演じる茶太郎について述べたいと思います。















福ちゃんの表現がまたものすごい前進しててひえ〜〜〜〜と心の中で叫びました。

だってまず、明らかに売れてなさそうな芸人の顔をするのがうますぎる。

福ちゃん演じる茶太郎はお笑い芸人をするも漫才大会で予選落ち。相方には離れられ、そんなときもちょっとへらへら。


そう、茶太郎はいつもニコニコしている。


予選落ち・相方との解散を迎えて帰宅した時も子どもにはそんな表情を見せずに病弱な身を心配する。


茶太郎はいつも誰にも見られないところで本心を表現する。

1回目の感情表現は子が寝静まったころ。

その次は自分のことなんて誰も見ていないのだと雨に涙を混ぜて泣くシーン。


でも、そんな茶太郎が馬鹿野郎ふざけるんじゃねぇとはじめて他人がいる中で感情を

、怒りを露わにするのがwhite knight。

きっとこの時点で茶太郎自身、自分の本心を出せる場であるこのコミュニティが特別なものだったのかな、と思う。



その後、仕事を楽しみ、笑顔を絶やさぬ毎日。なぜかわからないけど、ここの茶太郎は本当にずっと楽しそう。


ただ、その後子どもの病状悪化からお金が必要になり、店の売上に手を出そうとする。


頼ればきっと考えてくれるだろうに、茶太郎は自分の家庭の事情をきっとうまくシェアできない、それはきっとあまりにも突然の病状悪化だったから。とにかく目先のお金欲しさに盗みを目論む。

(正直窃盗しようとする姿は昨年の朗読劇・手紙を思い出しました)


そして、ここからが茶太郎・否、福田悠太さんの無双モード。


とある曲で

表情を隠してパフォーマンスするのですが、表情を見せずとも感情を表現していて、月並みの表現になりますが「鳥肌が立ちました」


表現ってよく使われる言葉だけど、表現して心に届けるってことは簡単じゃないし、自然と泣いてしまう。目線が福ちゃんだけに集中してしまう。


その後に表情を見せながら苦悩を表現してるんです。

すまして踊っているけれど、心が泣いている。

納得なんかしていなくて、心が揺れ動いてる。

頭も体もきちんと動くのに心が全然乗ってない、それが舞台で、あのたった23分のなかで福ちゃんは心に届けてくる。すごい。すごすぎる福田悠太。江戸の血熱いぜべらんめえ!


また、「ポーカーフェイス」という歌詞と重なる茶太郎の感情を出さない生き方。

もともと子どものことがあって、つらい日もお笑い芸人として笑顔を絶やさず、家庭でもM1がダメな日も子どもには決して落ち込む姿を見せない。茶太郎は自分の気持ちを全部後回しにして、生きてきたんだなと思いました。


そんな茶太郎がカナリアで感情を爆発させます。結束する3人を見て、泣く、泣きじゃくる。自分はなんてことをしてしまったんだ、もうどうすればいいんだ、そんな声が私には聞こえてきた。とにかく叫ぶように泣く。でもきっと声を出さない舞台ということを抜きにして茶太郎はきっと叫んではないと思う。

そして最終決戦、茶太郎は仕事に徹するも自分のキャパを遥かに超える飲酒をする。




と、ここまでつらつら書きましたがつまり茶太郎は「感情は出さないけど、行動で示す人間」だということを最後まで一貫して描かれています。



何がすごいって、本当に福ちゃんのセリフ0。なのに表現だけでこんなにも伝わっている。


ちなみにあと3人分同じようなことを書きます。



ああ、茶太郎についていったん書きたいこと書き切れてよかったです!やれば!できる!