辰巳雄大さんって知ってます?
そうそう、うずたまの人です。
うずたまね…うずたまで笑えたあの日に戻りたい…なんてことを思い始めたのはネバーザシナーを観劇した直後。
当時辰巳くんは「頭がもうパンッパン」といったような話をしたり実際めちゃくちゃ大変そうでそんな中で配信したりラジオ録ってたりなんていうかもう、無謀。
たぶん事務所で1番忙しいのだーれだ!
たっつみくんで〜〜〜す!って言えるくらい多忙を極めていたように思える。
そんな中で幕を開けたネバーザシナー。
殺人者の役?辰巳くんが?あんなに人間が出来た人が?いや〜〜〜どうなの?優しいとこ見えちゃうって〜〜と、散々自分で前フリをした上で観劇。
そこにいたのは紛れもなく殺人を犯したローブで、辰巳雄大という人間ではなかった。
目線、動き、セリフ、グイグイ引き込まれ、これまでに観劇した作品がタイヨウのうたやそれいゆ、SHOW BOYだったのもあり、辰巳くんのお芝居への概念が全てぶっ壊されました。
ていうか、あの多忙な中でこの役やってんの?
辰巳くん、いや、辰巳雄大さん…
すごい…………
(ちなみに英語の原文脚本から読み込んだというプロデューサーの方のツイートを見てさらに震え上がりました)
まあ、そんな経緯があり、今回改めて辰巳雄大さんのお芝居を拝見できるというのは個人的にとんでもなくハードルが高い位置にある中での観劇でした。
なお、ここからまたまた舞台および原作ネタバレを含みますので、これからB2Dの方は読まない方が楽しいと思います!
辰巳雄大さん演じる吉武とそこに関する考察をしたいと思います。
【原作との違い】
大きな違いは「辰巳雄大という人格が吉武に関わる。」
もちろん漫画は小学生である吉武のみであり、辰巳雄大は全く存在しない。
漫画で吉武が殺害するのはバイブ(舞台で演じているのは松崎くん)のみである。
ただ、雄大として説明をする際、何かと3人を助けなきゃ!と言う。
どうもここが引っかかる。
初見の際はもちろんすり〜ゆ〜を救って目を覚ます!という救出のストーリーとして受け取る。助かるかは置いておいて、雄大は知っている以上命を救うと考えていると。
ただ、なぜ3人を、と説明する時にわざわざ自分を取り囲むように3人いるように、人の形を手で形どるのか?
漫画の世界に入り込んだなら外に連れ出すジェスチャーなり、何かしらあるはず。
漫画しか知らない、のであれば。
でも、雄大はあくまで人の姿を並べて説明を終える。
中盤、そして最後にすり〜ゆ〜は雄大の前に立ちはだかる。
中盤はまるで攻めるように。
最後は助かったことを理解した越岡・福田・松崎が雄大を取り囲み立っている。
3人を理解した上で雄大は銃を手に取る。
つまり、
雄大が殺したのはベア・バイブ・森川ではなく、すり〜ゆ〜?
そして、すり〜ゆ〜も雄大に殺されるため生き残ったのではないか?
そもそも、雄大は3人が、と手でかたどっている時の立ち位置が3人に銃を撃つときの位置と近いような気がする。(何せ2回の記憶なので曖昧だが)
原作を織り交ぜながら、最終的にはふぉ〜ゆ〜に銃をぶっ放す。その張本人が辰巳雄大である意味とは、一体何なのか。
【その他気になる確認したい点】
様々な方のツイートを見て思い出せるような、曖昧な部分が出てきた。
ぜひもう一度見た時に確認したいと思う。
1・セリフ
雄大は福田越岡に殺せるか、と問われ「殺せない!」ではなく「殺さない!」と答えている?
2・
辰巳くん、最後は「じゃんけん」って言う(らしい)
なお、最初のじゃんけんは「じゃんまけ」
3・おそらくメインテーマと思われる親指上げ下げする楽曲にて。
雄大「生きたいの?死にたいの?」と歌うがもしかしてこれは既にすり〜ゆ〜へのクライマックスへの問いが行われている?
(ていうか辰巳くんのダンスかっこよすぎてここで頭抱えるけど)
【なぜそこまでしてふぉ〜ゆ〜を…】
このB2Dで過去作からの生まれ変わり?
新たなふぉ〜ゆ〜の幕開け?何?Dieを経てBirth(Bir2day的な?)しちゃうわけ?
なんて思いはじめた。
この作品はいろいろ書き連ねた今流行りの考察しがいのある作品であると同時に、どんどん進化していく、安定を求めない、ふぉ〜ゆ〜の意欲や変化や向上心を表現しているのではないか?
ふぉ〜ゆ〜はこの10周年で
「あ〜もう力出しちゃうか〜」
「ま、ひっそりだから誰も見てないよ〜」
「おともだちだけには教えちゃうけどね!」
「はい、もう解放しちゃいまーす」
とか言いながら手首足くびに嵌めてた「成功者の概念」という名の100kgぐらいの錘を投げ捨て、戦闘力100万ってな感じで様々なステージで暴れまくってる。もうめちゃくちゃ。わけわかんない。
もはや考察なんて野暮!なのかもしれない。するけど。楽しいからしちゃうけど。
ただ、笑えるところは思い切り笑うのはとても大切だし普通に笑ってしまうので何も心にブレーキは必要ないと思っている。
心のブレーキ全部取っ払ってふぉ〜ゆ〜のリミッターを外す作業が行われている、のか?
【2回観た上での現在の感想】
まとまりも何もないが、その他考えていることをつらつらと。
目の前にいるのは雄大?小学生?どっち?!っていうドキドキハラハラ。
エンディングはユージュアルサスペクツを彷彿とさせるようなラスト。辰巳くん、これ相当気持ちがいいのでは。
あたまがああああって言いながらネバシナを乗り越えた辰巳雄大さんの大化けっぷり。
ただし、化けているのは辰巳さんが目立つだけで
いじめられっ子→発狂をし、またいじめられっ子に戻っていく姿で物語を引っ張る松崎さん
全ての事がめんどくせぇスタンス、舌打ち、ババア呼び、こんな越岡くん家族に紹介できないよ!な荒れっぷりで暴れ倒す越岡さん
圧倒的な実力で今作は全ての屋台骨俺に任せとけよ!とばかりに大黒柱として鎮座する福田さん(ただしワンナイトラブしたりしてる)
B2D、なんとまあ全員化け散らかしてる(新語)
今年限りの香りがプンプン漂うB2D。
観るしかない!この目で!リアルを!受け止めれるしかない!!!!!!
追伸:
本文から話は逸れるが本作ではループが常に刷り込まれているとしたら、
ファミレスのシーンで
・ベアーがバイブのジュースを2回倒す
・豪徳寺SARUの際一度終わったかと思ったらまたガッハッハッハッハ!と同じように歌い出す
・森川はゲームに負け、いつも「もう1回」とせがむ
(これは単純に負けているから、というのもあるがにしても漫画では一度ベアーと戦って勝つシーンがあるのに削られている)
・カテコの際ののっぺり顔(仏顔?)の繰り返し。
カテコは日頃から繰り返し行われているが、のっぺり顔も2回やる必要は本来はないのでは?それでも2回繰り返す理由は…
追伸どころの騒ぎじゃなくなりました。
早く博品館に行きたい〜〜〜〜!